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<京都観光>SNSで話題のハートの窓の「正寿院」のアクセス方法・お盆は混む?
こんにちは。ブログを見てくださりありがとうございます。管理人のおかかと申します。
2023年8月のお盆休みに1泊2日京都観光をしてきました。
この記事では猪目窓「いのめまど」と天井画で知られる京都・宇治田原町の正寿院さんへ(以下正寿院)参詣レポートをしています。
この記事はこのような方におススメです
これから正寿院へ参詣される方
車で行くかバスで行くか迷われている方
お盆休みの時期の参拝は混んでいるのか気になる方
お寺の周りに飲食店あるのか知りたい方
夏の時期は避暑地になる?
実際に現地に行ってみた経験をもとに記事を書いていますので正寿院に行かれる時の参考になると思います。
猪の目窓って?
猪目窓(いのめまど)のおさらいをすると、ハートマークにみえる形は日本古来の模様だそうです。ハートマークに似ていますが古代から猪の目模様は日本の建築の装飾に使われています。
私は単純に可愛いからハートの窓にしたのかと思ってました(笑)
ネットで調べてみると、多くのブログで見かけるのはイノシシの目に似ているからという話がでてきました。ここでやめておけばいいのに気になると調べたがりの癖がでて、更に猪の目「いのめ」について深堀りしてみました。大阪文化財ナビさんの説明がわかりやすいので、興味がある方は是非こちらも読んでみてください。
「猪の目」とは、形状そのままに「心臓型(ハート型)」とも呼ばれる文様のこと。建物の「妻飾」の「懸魚」や錺金物の「六葉・八双」、巫女の持つ「神楽鈴」など、さまざまなところに見つけることができる。「猪の目」をずらして重ねたものを「瓢箪猪の目」と呼び、合せて用いられることも多い。
猪の目 – 大阪文化財ナビ (osaka-bunkazainavi.org)
因みに、中国の陰陽五行では、十二支の猪(亥)は「水」の属性に当たる。また「瓢箪」も水の容器であることから、「火除け」のまじないに関わる文様と意識されていたものとも思える。
「心臓型(ハート型)」がなぜ「猪の目」なのかに定説はない。猪の眼の形というのは論外であろう。ある説によれば、「猪目懸魚」の形自体が正面から見た猪の顔に見え、その眼にあたる部分が、たまたま意匠的に「心臓型」をしていたことに由来するという。いかにももっともらしく聞こえるが、定説化はしていない。
ただ「蟇股」にも、眼・肩・脚・腸(はらわた)と呼ばれる部位があり、あながち奇説とも言い切れない。
車での行き方
車でのアクセスはしやすい?しにくい?
山道ですが看板もでているのでわかりやすかったです
国道307号線から奥山田会館に正寿院の看板があります。その看板から800m進むと目的地に到着します。
運転手の夫は休みの日に車に乗るタイプです。正寿院までの道路はくねくねとした山道ですが舗装されていて通りやすいです。
山道を走るのでナビ搭載車かスマホの地図アプリを利用しながら進むのが良いです。お寺までの道が途中から狭くなるので、対向車に気をつけてくださいね。
正寿院最寄りのバス停である奥山田正寿院口でバスから降りた観光客の姿がみえました。
こんな感じで山の中に進みます。
景色が良くて癒されます♪
看板からは対向車とのすれ違いに気をつけながらゆっくり進みました。
大型バス・中型・小型・マイクロすべてのバスはバス停付近から乗り入れができませんが、自家用車なら正寿院の駐車場に停められます。案内板から進むことだいたい2,3分で正寿院さんの駐車場へ到着します。
正寿院の駐車場
午前10:30着
60台ある駐車場に駐車場の係員さんが2名で誘導してくれます。
午前10:30到着し、まだ駐車場が半分ほど空いていてすんなり停められました。
バスでの行き方
京都京阪バスが運営している宇治茶バスを利用します。
宇治茶バスは(2023年3月4日~2023年12月10日)休日ダイヤが運行されています。利用する際は時刻表の確認をしてくださいね。
宇治茶バス
公式HP宇治茶バス | 京都京阪バス (kyotokeihanbus.jp)
宇治茶バスの車両デザインは茶畑が描かれています。また内装は正寿院をイメージしたようなデザインがあちらこちらにみられ、乗客を楽しませてくれる工夫が施されています。
行き方その①
乗るバス停 京阪宇治駅・JR宇治駅・近鉄新田辺駅
降りるバス停 維中前(いちゅうまえ)
維中前からタクシー約10分
バス停にタクシーがいない場合もあるので心配な方は予約しておくと安心です。
維中前(いちゅうまえ)行きのバスの本数は奥山田正寿院口(おくやまだしょうじゅいんぐち)行きのバスに比べて多いので、待ち時間を短縮したい方は維中前(いちゅうまえ)下車をしてタクシーを利用するのがよさそうです。グーグルマップ調べだと維中前から正寿院まで徒歩で向かうとなんと1時間30分!車移動だと約10分。他の観光地も回る予定ならタクシーを利用したほうが効率が良さそうです。
行き方その➁
京阪宇治駅・JR宇治駅から[186系統]維中前行きに乗車します。
降りるバス停 奥山田正寿院口 (おくやまだしょうじゅいんぐち )
バス停から坂道をのぼり徒歩で15分~20分でお寺へ到着します。
2023年8月18日に休日ダイヤを確認すると1日9時台と13時台の2本です。
<行き>
京浜宇治駅9:29発→JR宇治駅9:34発→奥山田正寿院口10:12着
京浜宇治駅13:29発→JR宇治駅13:34発→奥山田正寿院口14:12着
<帰り>
奥山田正寿院口11時55分発→JR宇治駅12:35着→京浜宇治駅12:38着
奥山田正寿院口15時55分発→JR宇治駅16:35着→京浜宇治駅16:38着
奥山田正寿院口から歩いていくなら上り坂を15分から20分かかるので、夏は汗だくになりそうです。
参考にしたサイト(2023/08/17):宇治茶バス | 京都京阪バス (kyotokeihanbus.jp)
お盆の時期の込み具合・風鈴
私が参詣した8月13日の午前10:30は最高気温37℃の快晴でした。駐車場はまだ半分くらい空いていました。駐車場誘導される方が2名みえたのでもう少しお昼に近くなると混むのかな。お盆休みだから駐車場が停められなかったらと心配しましたが、すんなり駐車できてよかったです。
受付で済ませます。パンフレットと瓦せんべいをいただきました。パンフレットは猪の目窓がある客間殿に入場する際にも必要なので持ち歩きましょう。
境内では夏限定の風鈴が飾られていて風鈴の心地よい音色がひろがります。色や絵柄別に並んでいる風鈴はなんと2,000個以上だそうです。風鈴を背景に撮る写真は記念に残る一枚になります。
境内には樹齢400年のサルスベリが植えられています。
御本尊の十一面観音菩薩は50年に一度開帳されるそうです。御本尊を拝めなくても本堂の襖や廊下のいたるところに歴史のある画が描かれているので是非本堂内にもお邪魔してみましょう。
ハートの窓(猪の目窓)と天井画の客殿
いよいよハートの窓(猪の目窓)が装飾されている客殿に向かいます。
客殿の入り口でまたも風鈴が涼しい音色を聞かせてくれます。そして玄関には横たわったおやすみ地蔵が可愛らしいお顔でお客さんを出迎えてくれます。
おやすみ地蔵と風鈴
和室に寝転がり撮影してみました
天井画と猪の目窓は同じ和室にあります。
猪の目窓を撮影したい人の列に並びながら天井画をみて待ちます。列には4,5組ほど並んでいるだけでしたのですぐに順番は回ってきました。列の後ろの方に撮影をお願いする流れができていたので撮影はスムーズに終わりました。
ゆっくり天井画を見たい方は猪の目窓の記念撮影をした後に横たわってみても良いようです。
撮影だけで帰るのは寂しかったので私も横になりながらのんびり鑑賞しようと思いましたが、縁側の襖が解放されていて(おそらくエアコンはついていなかったと思います)夫が汗だくになったため数分で失礼しました。
避暑地・・?
ご存じの通り夏の京都と言えば「暑い」です。先に書きましたがこの日は最高気温37℃。山間部に行けば少しは暑さが和らぐと期待していきましたが、やっぱり京都は暑かったです。避暑地として観光にくる場所ではないかなあ。逆に暑すぎるからか観光客が少ないのがいい点でもあります。
時間帯によりますが、午前中の日差しが強い時間帯はサングラスがあると運転が楽です。そして日傘・帽子・ペットボトルは必須です。
周りにはコンビニがありませんが、正寿院前に自販機があるので飲み物の心配はいりませんよ。
サングラス・日焼け防止グッズ・水分補給は必須
周辺のお店情報
奥山田正寿院口の付近に「小山園製茶場」というお茶の販売所がありました。参詣した後に立ち寄りやすい立地なのでみなさんご存じの方も多いのではないでしょうか。
こちらはお茶農家の4代目の方が経営されているそうです。なんとこちらの茶園は100%無農薬の有機栽培されているんです!無農薬のお茶は生産量が少ないのかなかなかスーパーで無農薬の茶葉ってみかけません。
茶葉の販売をされているようですが、お好みのお茶を選び茶畑をお散歩しながらお茶をいただけるようです。
茶園さんぽは入園料(税込)おとな500円小学生300円 抹茶ラテ+100円
季節のお茶をいただくことができるようなので詳しく知りたい方がお店のHPをのぞいてみてくださいね。
小山園製茶場
公式HP小山園製茶場 (sanou-kizaemon.jp)
〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田宮垣内127-1
店舗営業時間 土日祝:10:00~16:30
平日:10:00~15:00
定休日 火・水
まとめ
夏は暑く避暑地にはなりませんが、暑いからか観光客が少ないように感じました。
桜・紅葉の時期をあえて外すのも効率よく観光をしたい方にはおススメです。
夏に行かれるならバスで維中前から正寿院までタクシーを利用するのが熱中症対策になりそうです。
奥山田正寿院口からは正寿院へ徒歩で15分とアクセスは良いですが、休日ダイヤ運行では一日2便なので時間をあらかじめて調べていった方がよさそうです。真夏に長時間バスを待つのは体力関係なく危険です。
行かれる際は日傘・帽子・水分補給としっかり暑さ対策をして観光を楽しんできてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。